名探偵コナン『から紅の恋歌(ラブレター)』を見た感想と完全ネタバレ

投稿日:2017年4月23日 更新日:

先日、名探偵コナン『から紅の恋歌』を見てきました。

個人的には昨年やっていた『純黒の悪夢』の方がバトル要素が強くて面白かったのですが、今回は『遠山 和葉』と『大岡 紅葉』の『服部 平次』を巡った恋の争いという感じで子供よりは大人が見て楽しめる内容だったのでは無いかなと。

※以下は感想も含めてネタバレを含みます。

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個人的な感想

今回の映画は謎解き要素が少なく、真犯人かと思われる人物の名前が中盤以降に上がるなど、謎解きを楽しむようなものではありませんでした。

と言っても、コナンを頻繁に見ている人には途中で犯人が『あ~多分こいつが犯人なんだな』とわかるものですし、犯人が誰かを想像するのも楽しみの一つではあります。

見終わってから『まさかあの人が犯人だったなんて……』と思う人はそんなにいないのではないかなーと。

で、メインのストーリーなんですが、こちらは和葉と平次のラブストーリーと言っても過言ではない話で、ラストの平次は男の私から見てもカッコよすぎ抱いて!状態

工藤新一ことコナンも活躍はするのですが、大した見せ場は無いので『格好いいコナンが見たい!』という方には少々物足りない無いようなのではないかなと思います。

平次+眠りの小五郎(コナン)の犯人候補問い詰めタイムもありますが、詰めが甘いうえに証拠もない状態ですので犯人候補には時間を理由に逃げられてしまいましたしね(;´Д`)

そしていなくてもやるのかと思ったのが、阿笠博士のクイズコーナー。

わざわざスマホのテレビ電話機能使ってまでやる必要ないでしょうw 答えも少年探偵団ではなく灰原が答えてしまっていますし、あれを楽しみにしている人は……子供……なんですかね?

19時から見たのですが、客席が半数ぐらい埋まっているのに子供の数は両手で数えられるほどしかいませんでした。ですので、子供向けにしているにしてもなんか違う感が半端ないです。

特に今回はラブストーリーなので、あれはいらなかったんじゃないかなと。

ともあれ『から紅の恋歌』は和葉と平次がお互いのことをどれだけ思い合っているのか? に焦点を当てたストーリーだと思いますので、和葉と平次の格好いい姿をご覧になりたい方は劇場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

『から紅の恋歌』完全ネタバレ

◆注意事項◆

※記憶を頼りに書いているので一部セリフ等や描写、作中で流れる順番が間違っている可能性があります。

また会話文には「もろたで工藤!」のように黄色のマーカーが引いてあり、TVアニメで初登場しているであろうキャラクターの初登場時には『服部 平次』のように書き、その後は作中で呼ばれている呼び名で記載しています。

上記にも記載しておりますが、記憶を頼りに書いているので追記や改変等はDVD等が発売されるまで、またはコメントにて間違い等の指摘がない限り行なえません

完全ネタバレと銘打っていますが、現時点では完全ではないことを予めご了承ください。

冒頭シーン

真っ暗な部屋で過去の皐月杯(百人一首の大会)の映像を眺め、大岡 紅葉』を見て「師と同じ得意札っか」と呟く『矢島 俊弥』。

その時、同じ家の中では黒塗りの男が刀を握りしめ、矢島のいる部屋を目指して歩いて行く。

そんなことは知らずに、過去の映像を一時停止した矢島は、「全てキミのおかげやで。大岡紅葉、今日のTV収録が終わったら、礼言わんとな」とニヤつく。

そして、廊下が軋む音で誰かが来たことに気づき「もう来たんか?」と襖を開ける。

だが、そこにいたのは予想していた人物ではなく別の人物であり、「あんさん、どないしたんや?」と問いかけた直後、相手が刀を持っていることに気づく。そして「まさか!?」と動揺しながらも誰かに撲殺される。

日売テレビ局内

百人一首、皐月杯のための特集番組のリハーサルが行われており、大岡紅葉と平次や和葉と同じ改方学園の2年生『枚本 未来子』が百人一首で争っている。

その際、収録を見学していた毛利小五郎のところまで紅葉が弾いた札が飛んでいき「こんなところまで飛んで来るのか?」と驚く。そしてそれを小五郎が拾おうとすると、紅葉が「お構いなく」と札を拾って元の場所へ戻っていく。

小五郎は「可愛い」と鼻の下を伸ばし、少年探偵団は「アイドルみたい」と紅葉の外見を褒めてはしゃぐ。

しかしその状況をふと思い出したのか、小五郎が「どうして俺たちはこんなところでかるたを見ているんだ?」と言うと、和葉が「未来子が対談前やから控室で待っと言って。せやのにおっちゃんが綺麗な子につられてスタジオに入ってまうから」と呆れ顔。

この時に和葉も『かるた部』に所属していることがわかり、未来子は改方学園かるた部の部長であるとしる。

これには平次も「和葉、お前かるた部やったんか?」と驚いた様子でいい、それに対して和葉は「そうや、知らんかったん?」と良い、平次とコナンがトイレが長すぎだと愚痴る。

平次は素直に謝り「スタジオの扉が閉まってたから、開けていいかどうかわからへんかってん」と説明。

するとTV局スタッフの人に「リハの最中だから少し静かにしてほしい」と言われる。

そして紅葉と未来子が百人一首で争っている映像が流れる。

そんな二人を見て興奮している小五郎に、平次が「対談のために大阪に来たこと忘れてるんと違うか?」と呆れ顔になり、コナンも苦笑いしながら「大阪見物したいとせがむ子どもたちを、用事で来られない博士の代わりに連れてきたんだから」と仕方ないと思う様子。

本来はここに園子もいるはずだったのだが、それを思い出したのか平次がそれをコナンに問いかけると、「園子なら風邪でぶっ倒れてるよ」と園子がベッドの上で寝込んでいる様子が流れる。

場面がもとに戻ると、蘭が「和葉ちゃんがかるた部だったなんて知らなかったよ」と言い、それに和葉は「合気道部と牽引やねん。かるた部は新入部員が少なくて潰れそうやから、名前だけ貸してたまに未来子の練習に付き合ってるゾンビ部員みたいなもんや」と笑う。

その言葉を聞いて蘭が笑っていると、「賑やかで楽しそうですな。まるでカフェにいるみたいや」と紅葉に嫌味を言われる。

和葉と蘭は騒いでいたのが気まずくなったのか、素直にすみませんと頭を下げて謝る。

そしてオープニングが流れる。

オープニング終了後 テレビスタジオ

控室に戻らされた蘭と少年探偵団は、せっかくTV局に来られたのにと愚痴を垂れる。

それに対し蘭が「なんかゴメンね。私が騒がしくしたせいで」と謝り、皆が戻ってきたらお土産を買いに行こうと提案。

喜ぶ少年探偵団だが、光彦がコナンがいないことに気づき何処に言ったのか尋ねると、小五郎の見張り役をやってもらっていると蘭が言う。

場面がスタジオに戻り、小五郎はコナンにも控室に行けというが、コナンは「蘭ねえちゃんに収録の様子を見てくるよう言われたから」とスタジオに居座る。

その時、「道を開けてください。かるた通ります」と声がかかり、厳重な警備の元一組のかるたが運ばれてくる

これは皐月会が開催する大会の決勝でのみ使用する伝統のかるたであり、皐月杯に出場しているものは皆がこのかるたで対戦することを望んでいると未来子が和葉に説明する。

それを聞いたコナンが「なんであの札は決勝戦でしか使われないの?」「激しい試合を何度もしてきたから痛みが酷い」という未来子。

普段そのかるたはケースに保管され、美術館に展示されているらしい。

けれど、あの警備は大げさすぎると言う平次に対し、「そんなことはない。去年の皐月杯の後にかるたの紛失騒ぎがあって、すぐに見つかったけどセキュリティ強化するべきだと王者の矢島が阿知波会長を説得した」と言う。

小五郎は納得いったかのように頷き、「ところで、その二人って誰だっけ」? と頭をかく。

そんな小五郎に、和葉が声を荒らげながら「これから対談する相手やないの!」というが、小五郎はそうだっけ? とわかっていない様子。

それを見てコナンは「さすがブレないなおっちゃんは……」と苦笑い。

対談のため小五郎に情報を渡すため、平次が雑誌を取り出し皐月会会長『阿知波 研介』の説明をする。

「1代で阿知波建設を築き上げた大物で、浪速の不動産王とも呼ばれている。そんな阿知波がかるたをやっている理由は、唯一の趣味だったからであり、腕前の方も相当なもの」

けれど、阿知波自身は選手よりも読手になりたかったと雑誌には書いてある。

阿知波の隣には奥さんの皐月さんが写っており、皐月会は元々はクイーンだった皐月が作ったものである。

現在は阿知波が会長を引き継いでおり、皐月は3年前に病により他界している。

コナンも面白そうなネタを探し出し「阿知波さんは奥さんが対戦するときは、必ず前日に洗車して験を担ぐ。車をキレイにしておくことが、成功と勝利の秘訣」だと言ってると説明。

その後、阿知波の横に必ず写っている大男が気になりコナンが尋ねると、平次が「その人は阿知波さんの秘書やった『海江田 藤伍』さんや。阿知波不動産の裏の部分を一手に引き受けてきた切れ者らしいが、今は秘書をやめてどこにいるんやら」と肩をすくめる。

すると和葉と未来子が「皐月会の会長に裏なんて無い」と声を荒らげる。

平次は悪気がなかったため、そういう噂を聞いただけだと言って二人をなだめる。

そこへ「会長入ります」と声が響き、阿知波がスタジオに入ってくる。

会長は今日の予定を確認し、かるたの魅力を全国にアピールすると意気込むスタッフ。

その時、デモンストレーションで紅葉と対戦するはずだった矢島と連絡が取れないとスタッフが言い、会長は万が一の場合があった時代役を頼むため『関根 康史』にも来るよう言っておいてくれと周囲に頼む。

矢島はこの皐月杯特集の企画を進めていた人物でもある。

矢島家

矢島家を訪れたであろう関根が血まみれになって倒れている矢島を見つけ、刀についているであろう指紋をハンカチで必死に拭き取っている。

刀は抜こうとしても抜けずその場を立ち去ろうとする関根だが、矢島が握りしめているかるたを見て「まさか」と声を失う。

スタジオ撮影まで

撮影まで時間が空いたのでどこかに行こうと話をしていると、廊下の角から出てきた紅葉と平次がぶつかって紅葉が倒れる

「すんません。大丈夫ですか?」と声をかける平次に対し、紅葉は瞳を潤ませながら「運命やわ……」と平次の手を掴む。

そして「会えるんやないかと思ってました。ウチの未来の旦那さんに

その言葉に「旦那さん!?」と驚く和葉と平次。

平次の腕を組み「収録が終わったら暇なんです。よかったらその後お茶でも飲みません?」と誘う紅葉に対し、平次は「このネェちゃん乳デカ!」と頬を赤らめる。

そこに和葉が割って入ると、スタッフが紅葉に一度控室に戻ってくださいと声を書けてくる。

スタッフと少し話をし平次くんまたあとで」と去っていく紅葉。

平次が軽く返事を返すと、和葉が鬼のような形相「誰やねんあの女~ッ!!」と平次に詰め寄っていく。

平次は知らないというが、「平次って名前を知っていた!」と言い合いをする二人。

そんな二人を見て歩美が蘭に先に外で待っていようと言って、コナン・平次・和葉以外は先に外へ向かう。

言い争いの中で「大体、あんな綺麗な人一度見たら忘れるわけ無いやろ!」と平次が言うと、和葉はうろたえながら「あんな……綺麗な人……」とショックを受ける様子。

それに対し平次は「お前は別の意味で忘れられへんけどな」と追撃をかけ、和葉がそれに反論する。

するとコナンが「平次兄ちゃん本当にこの人知らないの?」とスマホの画面を見せて尋ねる。

スマホの画面には紅葉の情報が掲載されており、それによると『大岡紅葉、二年連続皐月杯高校生チャンピオン。京都泉心高校の2年生。将来クイーンになることを確実視されている

和葉は「大岡紅葉……」と名前を読み、平次は「未来のクイーンか……」と呟く。

大阪府警

警察あて? に日売テレビ局の爆破予告が届く

メールにはかるたの写真が添付されており、何を意味しているかはまだわからない。

日売テレビに注意喚起はしたが、どうするかはわからない

平次の父親である『服部 平蔵』にどう思うと他の警部が尋ねると、平蔵は「イタズラか爆破予告かこのメールで判断はつかないが、イタズラではなかったら大事やぞ」と緊張感を高める。

テレビ局内

大阪府警から緊急避難警告が発動されたとの放送が入り、各作業や収録を一時中断し、非常階段から退避するよう命じられる

小五郎たちは避難訓練だと思い呆れたような表情。少年探偵団もテレビの収録かなにかをしているのかと思う。

そこに平次がやってきて、すぐに非常階段へ向かうように言う。

平次は何が起きているのか確認しないといけないと良い、先程までいたスタジオに向かっていく。

コナンも情報を集めようと動こうとするが、タイミング悪く控室から出てきた小五郎に捕まり外へ連れ出されてしまう

平次がスタジオに行くと、スタッフの一人が焦った様子でやってきて「ここを爆破すると犯行予告があったみたいです」とつげ、スタジオにいる人物たちも避難を始める。

一旦は避難しようとした未来子だが、かるたの方を見て立ち止まる。それを阿知波が危険だと言って早く行くように促す。

非常階段に皆がたどり着くと、そこにはまだ和葉が残っており平次が怒鳴り声をあげる。そして平次・和葉・未来子で非常階段を降りようとするが、未来子が「ごめん! やっぱりあのかるたは置いていけない」とスタジオの方へ戻ってしまう。

平次と和葉もそれを追ってスタジオに戻ると、警備員がやってきて「そんなものは置いておいて早く避難するんだ!」と声を上げる。

それに対し平次と和葉が頭を下げて謝り「爆破予告が本当のことだったらと考えると居ても立ってもいられななかって」という未来子。

 

外では警察がいつ爆破が起こるかわからないので、距離をとって待機するようにしている。

全員が避難を完了したと聞き、警察がテレビ局内に不審物が無いかを探しに入っていく。だが、このときはまだ平次や和葉・未来子に警備員は中におり、建物の外には出ていない

そんな中、黒塗りの男がニヤリと笑って何かのスイッチを押した

すると各所に設置してあった爆弾が爆発し、犯行予告が本物であったことが判明する。

建物内で脱出しようとしていた平次たちは天井が崩れてきたことによって平次・和葉ペアと未来子・警備員ペアに分断されてしまう

必死に逃げ道を探すも下の階は既に崩れており、助かる可能性があるとすれば上しか無いと考えた平次「出れるのならば、まずは息ができる場所へいかな」と和葉とともに屋上へ。

屋上までたどり着くと、屋上はコンクリートで出来ておらずところどころ底が抜けている状態

平次は「俺一人では無理や。俺一人では……工藤ー!」と心のなかで叫ぶ。

 

その間、コナンは平次がTV局内に取り残されているのを知り、別の建物に入りそこからサッカーボールで窓を割って、スケボーでジャンブしてテレビ局内へ

既に崩れかけているような足場でコナンが体制を崩すと、コナンの伸縮ベルトをもった平次の姿が

屋上から降りられる場所を探し、伸縮ベルトを使用して平次と和葉が先に降りている途中、ベルトを引っ掛けていた場所が崩れ二人は勢い良く落ちそうになるも、平次が壁に足をつけスピードを緩め木々が茂る場所に着地することで難を逃れる

だが、コナンは屋上に取り残されてしまい「息を吸うだけで肺が焼けそうだ」と倒れ込む。

けれど蘭の顔が頭に浮かびなんとか逃げられる方法を考えていると、テレビ局の横に川が流れていたことを思い出す。

しかし屋上にスケボーで加速する場所はなく、絶対に飛距離が足りないためどこか加速できる場所は……と必死に探し、パラボナアンテナの内側を何度も集会してスケボーを加速させていく

そんな中、無情にも屋上は崩れていき加速しきれていない状態でコナンは川へ向けてジャンプする。

結果として、やはり飛距離が足りずに地面へと落ちそうになるが、コナンがパラボナアンテナを使ってスケボーを加速させているのを見ていた平次が落下地点を予測して先回りしていたため、平次に助けられて何とか難を逃れることに成功する。

無事を確認し終わった後、忘れもんやと言ってコナンにスケボーを返した平次は「にしてもお前、あんなもん持ってきて日売テレビが爆破されるん知ってたんか?」と冗談交じりに問いかける。

それに対しコナンは「バーロー。そんなわけねーだろ。もしもの時のためだっての」と切り返す。

すると平次は、笑いながら「そのもしもをお前が呼んだんとちゃうか?」と茶化し、コナンも「みてぇだな」と苦笑いを浮かべる。

避難所

治療を終えた和葉を見て声をかける蘭。

和葉よく覚えていないが「少し煙をすってしまっただけだから」という。

蘭と小五郎が和葉の無事に安堵したところで、小五郎が車の鍵を落としたため探してくると言ってその場を去っていく。

和葉や蘭がコナンが何処の言ったのか心配していると、少年探偵団がコナンの姿を見つける。

平次は和葉に、コナンは蘭に心配していたんだからと怒られる。

コナンは素直に謝るが、平次は未来子が大丈夫だったのかを和葉に尋ねる。

未来子は腕を怪我したらしく、病院へと運ばれていた。和葉は「大した怪我やないとええねんけど」といって未来子の心配をする。

そこへ蘭が「運ばれた病院を聞いておいたから皆で行かない?」と訪ね、皆で病院へ行くことに。

しかし大阪府警捜査一課強行犯捜査係の『大滝 悟郎』がやってきて平次に声をかける。そのため和葉たちは平次を置いて先に病院へ行くことに。

コナンも残りたがっていたが、蘭に連れられ渋々先に病院へと行くことに。

そんなコナンを見て平次はニヤリと笑いながら「じゃーな、コナンくん♪」とからかうように言う。

平次単独行動1

「警察に爆破予告が来てたのは本間か?」と大滝に尋ねる平次。

大滝は警察に届いたメールを平次に見せ、「今回のかるた番組の収録と関係があるかもしれない」が日売テレビがあの状態なのでろくに現場検証もできないとぼやく。

犯人の狙いは一体何なのか? それを平次はそれを考える。

病院

診療室から出てくる阿知波。大した怪我はなく、単なるかすり傷だけだった模様。

「大会直前にこんな事件に巻き込まれるとは思いもよらなかった」と言い、さらに「長年続いた皐月杯を中止しなければいけないかもしれない」と続ける。

それに対し紅葉が、「こんな時だからこそ皐月杯を行うべきや」と反論するが、阿知波は「決勝戦で使用するかるたがなくなってしまっては」と返す。

しかし未来子が避難の際にかるたを持ち出していて無事だったことを聞き「ホンマに皐月会のかるたは無事やったんか!?」と取り乱す。

かるたに損傷がないか確認するため博物館の人間が持っていたっと聞くと、安堵する阿知波。

未来子にお礼を言うため阿知波が未来子を探そうとすると、その近くで蘭と和葉が未来子が診察室から出てくるのが遅いと話している。

すると診察室から暗い顔をした未来子が現れ、右腕にはギブスが巻かれている。

未来子は「かるたを取りに戻って和葉や服部くんを危ない目に合わせてしまった罰があたってしもたんやわ」と暗い顔。

そんな未来子に阿知波がありがとうと声をかけ、「キミは皐月会の顔ともいえるかるたを救ってくれた。会を代表するものとしてお礼を言っても言い切れない」という。

けれど未来子は「この腕では皐月杯にでられへん」と嘆き、阿知波も「キミほどの実力者が参加できないのは非常に残念だ」だが、今は怪我を治すことに専念してほしいと告げる。

それに和葉も続き「大会は来年もあるんやろ?」と言うと、部員が少ないかるた部は実績を残さないと廃部になってしまうと教えられる。

この会話の中で阿知波は警察に呼ばれているといって席を離れ、未来子が和葉に対し自分の代わりに皐月杯に出てくれと頼み込む

大会は明後日からだが、「これから特訓すればなんとかなる」という未来子に対し紅葉が笑う。

「素人が大会に出て優勝を狙う? 百人一首ではなく、いろはがるたにかえてもらいましょか?」と和葉を挑発。

そんな紅葉に対し、未来子が「和葉は大会経験はないけど、間違いなくA級並の腕前やで」と言い返す。

和葉を品定めするように見た紅葉は「平次くんと一緒にいてはりましたけど、どないな関係ですの?」と問う。

それに和葉は「ちっちゃい頃から一緒で、平次は私の……」と言いよどんでしまう。

そこに少年探偵団が、「大好きなんだよね」「見てたらわかる」「バレバレ」だとツッコミを入れ、和葉の顔は真っ赤に。

そんな和葉を見て「しのぶれど……やなぁ」ともみじは言う。

「幼馴染で恋愛ごっこ、本間和みますわ」とさらに挑発を重ねる。

そして「明後日の大会で優勝したほうが平次くんのお嫁さん第一候補。先に告白して平次くんをゲットする」これでどないです? と煽りを重ねていく。

和葉が悩んでいると、紅葉は「言うときますけど、ウチは本気です」と自分が冗談で言っているのではないと告げる。

すると和葉は去っていく紅葉を引き止め「その勝負、受けたるわ!」と勝負に乗ってしまう。

その後和葉と紅葉が言葉を交わすが、紅葉は「この後ネイルサロンで平次くんに告る言葉考えなアカン」と余裕を見せて去っていく。

だが、それとは裏腹に和葉は「大変な約束してもうた」と落ち込みを見せる。

 

紅葉が帰ろうと廊下を曲がった時、戻ってきた小五郎とぶつかり何かを落とす。

コナンがそれに気づき、蘭と二人で紅葉に届けに行くもあと一歩のところで紅葉を乗せた来るが発進して行ってしまう。

連絡先を知るため落とし物のカードケースの中を見ると写真が二枚入っており、一人は成人男性のものでもう一つは平次と紅葉が指切りをしている写真

コナンと蘭は何の約束をしたのだろうと気にして、冗談で「結婚の約束とか」とコナンはいうが、二人共が本当に言っていそうだと苦笑いを浮かべ、このことは和葉には黙っておこうと決める。

すると平次が戻ってきて、コナンは「遅かったな。何か情報はあつまったのか?」と尋ねる。

けれど大阪府警がまだ混乱していて何も情報は集まっていないため、情報が集まり次第大滝が連絡をくれる手はずになっていると平次は言う。

その時、近くにいた阿知波に京都府警察から電話がかかってきて、矢島が殺されたと教えられる。

殺人現場 矢島宅

コナン・平次・小五郎の三人が現場へ向かうが、コナンと平次の二人は警察官に立入禁止だと止められる

そこに京都府警の『綾小路 文麿』が現れ、「その子らやったら通してかまへんよ。お久しぶりですなぁお二人さん」と口を聞いてくれる。

殺人現場に入り、綾小路から矢島の情報を聞く。

現場の状況から見て強盗殺人のようになっており、家の中はひどく荒らされている状態になっている。

警察も小五郎も現場の状況から判断して強盗殺人だと考えている。

「犯人は盗もうとしていた日本刀で撲殺し、その後金を取って逃げた」というのが小五郎の考え。

阿知波が矢島が殺されたことに動揺し、被害状況を見て小五郎がかるたをやっていたようだと推理する

そこへ平次とコナンが入ってきて、刑事に現場を調べさせてもらうと言って現場を調べ始める。

鑑識の作業も既に終わっているらしく、好きなように調べてもらっていいと言われるが、証拠品である日本刀だけは持って行かれる。

そしてコナンと平次は遺体を見てすぐに、血がついた何かを誰かが無理やり引き抜いたように見えると推察する

この部屋の中に血のついたものはかるたしかなく、ダイイングメッセージに気づいた犯人が抜き取って散らばったかるた札に紛れ込ませたのではないかと考える。

「この中からその札を見つけるのは難しいで」と平次が言うと、コナンは現場の写真を取り「こういう解析が得意なやつがいる」と笑う。

現場検証をしていた平次がリモコンが不自然になっているのに気づき、倒れていたテレビを起こして直前まで流れていた映像を確認する。

そこには紅葉が映っており、矢島が襲われる直前までそれを見ていたことが判明する。

どうしてこの映像を見ていたのだろうと二人が考えていると、阿知波が「高校生といえど決勝ともなればそうこう高度な駆け引きが必要になり、並べ方などを見るだけでも参考になる」と教えてくれる。

殺人事件とは関係が無いのでは? という阿知波に対しコナンが「でも」というと、「でもでもうるさい」といって小五郎につまみ出される。

阿笠博士宅

日売テレビ局爆破のニュースが流れ、灰原がそれを消して「ニュースが流れるたびに心配してたら身が持たない」と博士を気遣う。

しかし博士は子どもたちとは連絡が取れたがコナンからの折り返しがないという。

すると灰原のスマホにコナンから電話がかかってくる

灰原が何をしていたのか? 博士が心配していることを告げると、コナンはコナンで色々大変だったと言う。

そして「要件は何?」と灰原が尋ねると、「お前のパソコンに写真を送ったからそのデータの解析と写真の人物(紅葉が落としたケースに入っていたもの)についてもしらべてくれないか? お前、そういうネチネチしたの得意だろ?」といって電話を切る。

矢島宅前

「今の状況から判断して、狙われているのは皐月会の重要メンバーやな」と平次は推測する。

コナンもそれに同意し、阿知波はコナンが、紅葉は平次が見張ることに決める。

そこ関根がやってきて、皐月会の人間だから中に入れてくれという。

警官が確認を取ろうとすると、阿知波が中から現れ関根を呼び「今まで何度も連絡をしていたのに、どうして返事を返さないのか?」と尋ねる。すると関根は「昨夜深酒をしてしまって、携帯の充電切れにも気づかず寝てしまった」と言い訳をする。

「そして目を覚ますとニュースでテレビ局が爆破されたとか言うてるし、会に連絡したら会長は矢島のところで僕を探しとる言うし」それで慌ててきたらどえらい騒ぎになっていたのだと言う。

そして阿知波から矢島が廊下にあった刀で殺されたことを聞き「矢島の死で伝統ある皐月杯が中止になってしまったら、矢島は無駄死にどころやない。殴られ損や」と訴える。

そして関根は京都府警に二三伺いたいことがあると言われ、なんでも答えると言って事情聴取に行く。

その姿を見て「なあ工藤、俺犯人わかってしもたで」と平次。コナンも「俺もだ」といって犯人がわかった様子。

「矢島殺しは関根だが、テレビ局爆破も関根の仕業だと考えるのはまだ早い」と二人共考える。

その為、阿知波と紅葉に関しては見張っておいたほうが無難だと二手に別れることに。

ホテル1

園子が予約しておいてくれたホテルに泊まることになった一行は、ホテルの部屋の広さに驚く。

「さすが鈴木財閥」と和葉がいうと、園子が寝ているシーンに移り「夜通し特訓するらしいから夜食もお願い」と電話をかけている。

自分が行けなかったのにどうして……どぼやくような一面を見せるが、友達のために頑張っているキミが……と京極の姿を想像して「まっいいか」と寝る。

そして和葉が特訓を開始しようとすると、少年探偵団も出来ることは協力すると乗り気。だが博士から電話がかかってきて協力はせずに邪魔をしない方向へと方針をシフトする。

阿笠博士からの電話の内容は「お待ちかね、博士のクイズコーナー」

少年探偵団もそのために電話してきた博士に呆れ気味だが、博士は気にすることなくクイズを続ける。

「かるたとはその作業が日本の伝統的作業に似ていると言われているが、それは次のうちどれ?」

『1,茶摘み』『2,凧揚げ』『3,餅つき』『4,稲刈り』

少年探偵団はそれぞれが1~3と答えるが、灰原が「稲は田んぼになり、その田んぼを刈るから」と答え、皆が納得し博士がいつものように落ち込む。

そして灰原に「旅行中だからとあまり夜更かししないように」と言われ少年探偵団の出番終了。

蘭は帰りの遅いコナンと小五郎を心配し、和葉は平次の心配をする。

そして「そんなに心配なら電話してみれば?」と蘭に言われ、頬を赤らめながら平次に電話をかける。

「こんな時間までどこをほっつき歩いてんねん」と和葉がいうと、平次は「京都にいる」と答える。そして「野暮用で今日は遅れそうにないから先に帰っといてくれ」と言う。

けれど和葉は「未来子の代わりに試合に出ることになったから、特訓に付き合ってもらおうと思っていたのに」と頬を膨らませる。それを聞いた平次は「お前かるたの試合なんか出たこと無いやないか」と。

平次を特訓相手に選んだ理由は「子供のころに平次がかるたの大会に飛び入り参加し優勝しているから」だが、平次は昔のことでよく覚えていないという。

少し昔話をしていると「で、昔話は終わったんか? そろそろ切るで」とそっけない平次に、「私との電話そんなにはよ終わらせたいんか」と言われ焦る平次。

そして「平次のドアホ」と言われ電話をきられるが、仕方ないなと平次は誰かに電話をかける

ホテル2

小五郎が戻ってきて「大阪に来てまで事件に巻き込まれるとは」と愚痴をこぼす。

しかし戻ってきたのが小五郎だけだったので、蘭がコナンは何処に言ったのか? と尋ねる。

すると「阿知波さんに話があるとか言ってすっ飛んでいった」と疲れ気味の様子。

阿知波の様子を見ているコナンは関根が犯人であれば阿知波が今狙われることはなさそうだと考えている時に、蘭から電話がかかってきてすぐに戻るという。

その際、阿知波にボタン型発信機を取り付け、阿知波の動向を確認できるようにする。

そこで、部屋に戻ろうとすると平次の母である服部 静華を見つけ、どうしてここにいるのかと疑問に思う。

コナンが部屋に戻ると「頼もしい助っ人が来てくれた」と言って平次の母を連れてくる。

どうやら平次が和葉のかるた特訓の為に呼んだらしく、他ならぬ平次の頼みならと駆けつけたらしい。

「元クイーンの私では力不足かもしれませんが」と平次の母が言うと、蘭と和葉は驚いた様子を見せる。

「自分の持っている全てを教えるが、時間が足りないので稽古はきついものになる。それでもいいか?」と尋ねられた和葉は「よろしくお願いします」と頭を下げる。

大岡紅葉宅前

紅葉の家の前で平次が見張りをしていると、綾小路が現れる。

「考えていることは一緒のようですな」と、皐月会の重要人物が狙われていると思っている二人

「小さい探偵さんは?」と尋ねられ、「阿知波さんを見張ってもらってる」と答える平次。

「いいチームワークですな」とチームワークの良さを褒められる。

平次と綾小路が話をしていると、扉が開いて紅葉につかえている『伊織 無我』が「お勤めご苦労様です」と二人分の紅茶? のようなものを持ってくる。

その様子を監視カメラの映像で眺めていた紅葉は「心配して来てくれはったんや」と、自室と思われる場所で優雅に紅茶を飲み「ウチの未来の旦那さん」と微笑む。

ホテル3

翌日、かるたの読手の声で目が覚めたコナン。

寝過ごしてしまったらしく、阿知波がまだホテル内にいて安心する

その横では徹夜で訓練をしていたと思われる和葉と平次の母がおり、このあたりで一度休憩をしようと言う。

それに対し和葉は「まだやれます」というが、平次の母は「休憩も立派な練習や」と言い立ち上がる。

すると気が抜けたのか和葉は倒れ込むように眠りにつき、それを心配した蘭が駆け寄ると「少し寝かせてあげなさい」と平次の母はいう。

さらに「ベスト4は堅いが決勝まで行くのは難しい。けれど競技かるたは大切なんは精神力と集中力やが、この子にはそれがある。心乱さず無心で挑めば、この子にも勝機はあるで」と言って部屋を出て行く。

その言葉を聞いて、蘭は「こんなの見せたら和葉ちゃん心乱れちゃうよね……」と紅葉が落とした写真を思い出す。

どこかの控室

どこかの控室で眠りの小五郎(以後コナン)と平次、関根の三人が一緒にいる

コナンが話はすぐに終わるので付き合ってほしいというと、関根は時間がないのにといいつつも渋々承諾

関根が要件を聞くと「矢島さんの殺害事件についてです」とコナンが言う。

けれど関根は警察に話を聞いているので「強盗の仕業やろ?」と返す。

だが、それに対しコナンが「私の推理では、あれは強盗殺人ではなく計画殺人です」というと、関根は「矢島は性格のいいやつでは無かったが、殺すほど恨んでるやつはいないはず」と言う。

それに対し平次が「あんたはどうや?」と問うと、「アホ抜かせ」と関根は自分がやったのではないという。

その後、コナンと平次が関根が犯人であるであろう可能性を次々とあげていく。

強盗にしては荒し方が雑
かるた関係には一切手を付けていない
離れの廊下は軋む音がなり、誰かが入ってきたらすぐに気づく
遺体に争った形跡がないことから、矢島の顔見知り
遺体の状況からも矢島と犯人は顔見知り

などを上げられ、関根は「これは不思議だ。全部僕に当てはまる。しかし、今の話は全部が推測であり証拠がない。僕が犯人や言うんやったら証拠持ってこなあかん」と返す。

するとドアがノックされ、スタッフが関根の時間が来たのでお願いしますと言い、関根は控室から出ていこうとする。

そんな関根にコナンは「最後にもう一つだけ、覚えてらっしゃるかはわかりませんが、どうして凶器が刀だったのに殴られぞんだと思ったのですか? 凶器が刀であれば刺殺か惨殺だと考えるのが普通だと思いますが、どうしてアナタは撲殺だと知っていたのですか?」と問いかける。

それに対し関根は言い訳をするが、そのどれもが関根には不可能なものであるが「僕は殺しとは無関係や!」と言って部屋を出て行く。

この揺さぶりで関根がどう動くか? それを二人は考え、残りの警戒する場所は試合会場だが、調べた結果厄介なことになりそうだとコナンが平次に会場を見せる

大会はかなり大きな敷地の中で行われ、滝の流れる横に立ちそびえる一つの立派な建物は何だ? と平次が問う。

コナンはそれに対し「皐月堂だ」と返し、阿知波が奥さんの皐月の為に立てたものだと説明する。

平次は「ここに登れるのは一年に一度、読手の阿知波さんと決勝に勝ち残った二人だけ言うことか」と納得する。

皐月堂での対戦は室内に設置されたカメラの映像が会場に設置されたテレビに流されることになっており、室内は空調管理によって温度・湿度ともに一定に保たれている。

また、建物を取り囲む防音壁は外部の音を完全に遮断する最新システムが取り入れられている

駐車場

黒塗りの男が誰かの車の下に爆弾をセットし、ニヤリと笑って去っていく。

ホテル4

ホテルの出入り口付近で和葉と平次の母が見送る中、少年探偵団と蘭が観光の為に外出する。

皆が出ていったことを確認すると和葉は平次の母に「稽古再開や!」と意気込むが、「もう少し寝ておかないと本番まで体力が持たない」と言われる。

それを見ていた未来子が「まさか元クイーンの静華さんに稽古をつけてもらってるん?」と驚く。

さらに「ひょっとするとひょっとするかも!」と言い、和葉も「部屋に戻って練習再開や」とやる気満々。

その姿を遠巻きに見ていた紅葉がやってきて「そんなに練習したいんやったら、ウチが相手いたしましょか? その子が決勝まで残れるとは思えませんし」と不敵な笑みを浮かべる。

それを聞いた和葉は顔を赤くして怒るが、平次の母が腕で静止し「私が相手をします。私では不満ですか?」と問う。

すると紅葉は「元クイーンの池波 静香さんがなんでその子の為に……と不思議がる。

そんな紅葉に平次の母が挑発すると、紅葉もそれに乗って対戦をすることに。

ホテル5

阿知波と関根を探すコナンと平次。

「明日のリハーサルのためこの後移動するらしい移動中は警察の護衛がつくから問題ないやろけど、阿知波会館に入ってからが問題やな」と平次。

そんな平次に「紅葉さんは?」とコナンが心配すると、「安心せい。皆揃っての移動や」と平次は情報を掴んでいる。

その時コナンに灰原から電話がかかってきて、写真に映っていた人物が誰なのか判明する。

灰原から送られてきたメールを見て、写真の人物が『名頃 鹿雄』という人物だというのがわかる。

名頃は百人一首の団体『名頃会』のリーダーであり、『皐月会』をライバル視している

ホテル6

平次の母と紅葉の対戦が終わり、紅葉は部屋を出て行こうとするが「この程度で驚いてはって試合に出ようなんて。よう覚えとき、ウチの名前は紅葉。あんたみたいなただの葉っぱとちゃいますから」と煽る。

和葉も「葉っぱ!?」と怒り気味になるが、平次の母がそれぐらいにしておけと静止する。

にも関わらず紅葉は「あんたみたいな素人が相手でも、ウチは手抜いたりしません」と強めな口調でいい、直後に頬を赤らめ「前に素人相手に油断して屈辱的な負け方をしたことがありますから……あんな悔しい思いもうしたない。せやから、やる限りは全力でいかせてもらいます」と和葉を相手として認める発言をする。

和葉も「望むところや」というが、平次の母が「かるたの話はもういいとして、アンタこんなところにいてええんか?」と紅葉に問う。

それに対し紅葉は「ウチは大丈夫です。何しろ西の名探偵、服部 平次くんがついてくれてはりますから」と不敵に和葉を見る。

和葉はそれを知らなかったらしく「それはどういうこと!?」と尋ねると、「平次くんはウチのボディーガードなんです。昨日も一睡もせんと家の前で見張りしてくれはって」と得意げになる。

そして紅葉が部屋を出ると、「アンタがあの女とどないな関係か知らんけど、絶対にフルボッコにしたるさかい覚えとけよー」和葉は闘志を燃やす

ホテル外

バイクに跨った平次が背筋に悪寒を感じるというと、コナンは風邪でもひいたのか? と問う。

けれど平次は「風邪? そんな可愛いもんやない! もっと禍々しい何かや」と和葉からの思念を感じ取る。

そこへ阿知波・紅葉・関根の乗った車が通過し、それを二人はバイクで追いかける。

すると木陰に黒塗りの男がおり、その男がスイッチを押す

関根の乗った車が爆発した。

警察署内? 会議室

関根は死んではおらず、意識は戻っていないが生きているという大滝。

それに対し阿知波が「爆発に巻き込まれた大岡くんは大丈夫やったんでしょうか?」と尋ねると、「怪我は無かったみたいだが、念のため病院で検査を受けてもらっている」と大滝は答える。

「事件が重大になってしまっているので、きっちり事情を聞かせてもらいましょか」と平次の父が阿知波に言い、さらに「日売テレビの爆破も皐月会を狙ったものではないかと思っている」と告げる。

口を閉ざしている阿知波に、コナンが名頃の写真を見せながら「これって誰なの?」と尋ねる。

阿知波が動揺すると、平次が「知ってることがあるんやったらあらいざらい話してくれへんか?」と言う。

観念したのか、阿知波は名頃と名頃会の話をする。

名頃は5年前、当時皐月会会長だった皐月に負けたら会をたたむことを条件に試合を申し込む。

皐月が挑戦を断れないようにマスコミに情報を流し、試合を受けざるを得ないように仕組んでいた。

けれど試合当日に名頃が現れなかったため試合は行われなかった。

マスコミを巻き込んで試合を申し込んだにも関わらず試合をしなかったため、かるた会の面汚しと言われるようになった。

そして名頃が消息不明のため、会長のいなくなった名頃会は解散し紅葉と関根が皐月会に入会した。

また、その当時名頃会の解散を強く主張していたのは殺された矢島だったことが判明。

同時に、紅葉は名頃から徹底的に鍛え上げられ腕を上げていき、得意札も名頃と同じであり『歌に紅葉の情景があるものは二人共のがしたことがない』ほど。

名頃の得意札に紅葉が含まれている理由は、名頃の名前が鹿雄だから(鹿の肉をモミジという)

警察たちは「どうして今になって?」というが、それに対し平次が「五年もの間沈黙していた理由は分からないが、予告メールは自分が戻ってきたとあぴーるしてるんとちゃうか?」と推理する。

そのため、一連の事件は名頃による皐月会への復讐のためとして捜査するべきだとなる。

その時大滝の携帯に電話がかかってきており、「関根のスマホを調べたところ爆発の直前にかるた札が添付されたメールが届いていた」と報告される。

かるた札に書かれていたのは、このたびは 幣も取りあへず 手向(たむけ) 山紅葉(もみぢ)の錦 神のまにまにという名頃の得意札。

それを聞いた平次は今すぐ確認しないと紅葉が危ないと言って、紅葉に電話をかける。

電話に出たのは紅葉の付き人である伊織であったので、「紅葉のスマホに差出人不明のメールが届いていないか調べてくれ」という。

伊織に電話がかかってきたことで紅葉がどうしたのか尋ねると、平次からの電話ということで紅葉が携帯を伊織から奪う。

電話主が紅葉に変わったのがわかると、平次は紅葉にもすぐにメールを確認するよう告げる。

だが「平次くんから連絡くれるなんて嬉しいわー」とメールの確認などどうでも良い様子だが、平次に言われているためカバンからスマホを取り出しメールを確認。

差出人不明で添付ファイルだけのメールが届いており、内容は嵐吹く 三室(みむろ)の山の もみぢ葉は 龍田(たつた)の川の 錦なりけりというものであり、これも名頃の得意札である。

それを聞いて平次は「今夜は一人になったら絶対にアカン。自宅にも帰らず、今すぐ大阪府警に来るんや!」と怒鳴り声を上げる。

けれど紅葉は「なんぼ平次くんの頼みでもそれは聞けません。明日の皐月杯に備えなあきませんのですから」といい、怒鳴り返してくる平次に「平次くんがいてくれるから大丈夫です」と返す。

そして「守ってくれますんやろ? ウチのこと」といい、わけがわからない様子の平次に「あの約束、忘れてませんから」と言う。

平次はどんな約束をしたかなど覚えていない様子で、電話を切った紅葉をアホ呼ばわり。

警察は紅葉の警護を強化することを決め動き出す。

そして矢島にだけかるたが送られていなかったことになるという話になるが、コナンが矢島の殺害現場にもかるたはあったと推測する。

それに平次が続き、名頃がのこしたかるた札を関根が警察よりも先に見つけさらに偽装してしまったという

そこでコナンが頼んでいたかるた札の解析結果を会議室にあるテレビに映し出す。

かるたの内容は山川(やまがわ)に 風のかけたる しがらみは 流れもあへ(え)ぬ 紅葉なりけりだとわかり、これも名頃の得意札である。

そして、テレビ局に送られていたものも名頃の得意札であることから、真犯人は名頃で間違いなさそうだという結論に。

警察署外

阿知波は名頃の仕業であることを予想していたが、まさか本当に……と驚いた様子

そんな阿知波に、「一回も逃したことのない紅葉の札が全部で6枚もあることや」と心配する平次。

まだ二枚残っているので、名頃が自分の仕業だとアピールしているなら、中途半端に二枚だけ残すようなことはしないはずだとコナンと平次は考える

「問題は残り二枚に該当するターゲットだが、早く判明しないと名頃の犯行を防ぐのは難しいやろなー」と平次。

それを聞いた阿知波は、「二人なら警察よりも早く名頃を止めることができそうだ!」と二人を褒める。

二人は阿知波が5年前に名頃との間に何かがあって、警察にも話していないことがあるから話してくれと言う。

阿知波はキミ達になら……と5年前の話をする。

ホテル7

蘭が紅葉に落とし物を届けに戻ってくる。

先に連絡していたらしく、紅葉に落とし物を届けに来たことを告げる。

紅葉は渡されたケースを見て満面の笑みを見せ「おおきに! これはウチのお守りみたいなもんなんです。コレ無しで明日の試合どないしよ思ってたけど、これでなんとかなります」と頭を下げる。

そして何故か和葉を気遣う紅葉。

そんな紅葉を見て蘭は「綺麗なネイル」と呟くと、「ネイルは指先を守るためのもんです」とネイルをしている理由を説明してくれる。

そして連絡先を知るためにケースの中身を見てしまったことを告げ、写真に写っている人物の確認をする。

その写真は子供の頃にでたかるた大会で平次に負けたときのものであり、その時に負けて泣いていた紅葉に平次はこう言ったという。

「泣くなや! 今度あったら嫁にとったるさかい、待っとれや」

そして、その約束をした時の指切りの写真なのだそう。

それを聞いた蘭は「本当にプロポーズだったの……」と呆れ顔。

そんな蘭に「せやから、平次くんはウチの未来の旦那さんなんです」と言うが、蘭は「子供の頃の約束だから……」と言い返す。

紅葉はそんな欄に対し口調を強くし「子供も大人もない! 男が一度口にしたことは、そう簡単に曲げたらあきません。ちゃいますか?」と問い返す。

すると蘭は、真一が昔に言っていた言葉を思い出して「ですよね……」と納得する。

瀬を早(はや)み 岩にせかるる 滝川(たきがは)の われても末(すゑ)に 逢はむとぞ思ふ

体は離れていても心は繫がっている信じていたのにと、上の句を読んで少し悲しそうな顔をする紅葉。

けれどすぐに表情を切り替え「ウチは狙った札は誰にもとらさへん。そう葉っぱちゃんに伝えといてください」と宣戦布告。

ホテル8

蘭がぼーっとしていると和葉が声をかけてくる。

和葉の話を聞いていなかったことを謝り、調子はどう? と尋ねると、和葉は悩んだように言う。

「平次のお母さんに試合に勝つためには得意な札を選ばなあかん」と言われたが、中々それが決まらないと。

そんな和葉に「そんなに悩むことかな? 百人一首は恋の歌とか多いから、その中からピンと来るのを選べば?」とアドバイスし、自分ならこれかな? と一枚の札を取る。

めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半(よは)の月かな

その札を見て「せっかく会えた友達が、あっという間に帰ってしもうたって歌やけど」と和葉がいい、それに対し蘭は「あいつやっと会えたと思ったらすぐどっか行っちゃうから」と淋しげに言う。

そんな蘭を見て和葉は「しのぶれど 色に出でにけり わが恋(こひ)は ものや思ふと 人の問ふまで」という札を選ぶ。

「隠しても隠しきれない恋の歌……和葉ちゃんらしいね。紅葉さんにもバレバレだったし」と笑う蘭。

けれど和葉はどうして紅葉が自信たっぷりなのかわからない様子。

「まるで平次の婚約者気取りや」と愚痴をこぼし、蘭にも同意を求める。

一応和葉の言葉に同意する蘭だが、紅葉から過去のプロポーズのことを聞いているため視線をそらす

ホテル 阿知波の部屋

名頃が試合前日に皐月と勝負するため、阿知波宅へ来ていたことを聞いて平次が声を荒らげる

阿知波が留守の間に来ていたらしく、記事には皐月との勝負が怖くなって逃げたと書かれていることがわかる。

「どうして前日に来ていたのかは名頃に聞かないとわからないが、皐月会のかるたを使って皐月を倒すことが目的だったのかもしれない」と語る阿知波。

それを聞いてコナンが、皐月会のかるたは普段博物館に展示してあるのでは? と尋ねると、その当時は阿知波宅で預かっていたとのこと。

皐月と名頃の対戦は阿知波宅にあるカセットテープに収録された物で行われており、皐月が圧倒的に有利な立場での対戦となっている

結果は皐月の圧勝で終わり、名頃は手も足も出なかったそう

このことを警察に言わなかったのは、マスコミや会員に話が漏れる恐れがあり、伝統ある皐月杯のかるたを私闘で使ったことがバレては困るからだという。

そうして名頃と平次が話している時、当時の雑誌の写真を見てコナンは違和感を覚える

だが、その違和感が何かはわからない。

ホテル9

蘭がコーヒーに砂糖を入れると「2つじゃ足りひん。あと2つ入れてくれへん?」とかるたをしているはずの和葉からお願いされる。

コーヒーに砂糖を入れる音が聞こえているのかと驚く蘭に、集中力の高まりが驚異的になって化ける和葉に感心する平次の母

そんなことはつゆ知らず、和葉は戦略や試合の流れなどわからないので、このままでは平次を紅葉にとられてしまうと思って眉間にしわを寄せる。

そこへ「なんや和葉、えらい怖い顔して。誰かと喧嘩してんのか?」と平次が現れる。

ビックリした和葉だが、平次は紅葉のボディーガードなんだからさっさとあっちへ戻れと言う。

そんな和葉に「疲れ果てたおかんに代わって相手したろ思ったのに。かるたでお前に負けたことあらへんしな」と笑う。

「それは小学校の頃の話で、今やったら相手にならんわ」と言い返す和葉。

そこへ蘭が「小学生の頃に出たかるた大会のこと何にも覚えてないの?」と平次に問う。

それを言われ、そのかるた大会で負かした相手が紅葉であったことを平次が思い出す。だが、約束の内容は覚えていない様子。

その後和葉と少し会話のやり取りをし、母親に和葉を任せて去っていく平次。

大岡宅 紅葉の部屋

名頃の写真を持ち「名頃先生……今年も力を貸してください」と願掛けをする紅葉。

ホテル 阿知波の部屋2

「見守ってくれ……皐月」と強い思いを込めるように呟く阿知波。

皐月杯大会会場

入場ゲートには金属探知機が設置され、引っかかった人は個別で検査を受けている。

会場では大広間にて予選が行われており、和葉は合気道の道着を着ているせいかすぐに場所がわかる。

予選を眺めながら、少年探偵団がその場にいないコナンに対し源太がお土産屋で怒られたという写真を添付してメールを送る。

皐月杯大会会場監視場

大会が始まり緊張を高める警察。

警備が厳重なため名頃だけではなく、予めスタッフ登録していないものは誰一人入れないと言う綾小路

そんな中、大柄の男がスタッフ認証を済ませ中に入ってくる

そんな大男を見て平次は不審に思うが、コナンに「どうした?」と聞かれ「何でもない」と答える。

そこへ光彦からメールが届き、源太が千枚漬けを鷲掴みにして服を濡らしている姿の写真が添付されている。

その写真を見て、コナンは何かを閃めいたのか目を見開く。

皐月杯大会会場セキュリティ管理部屋

黒塗りの男が侵入し、監視していた人を殴り倒す。

そして全てのセキュリティを解除し、機器を破壊する。

皐月杯大会会場2

予選を一抜けしたのは紅葉であり、和葉も予選を通過する。

この時、病院では関根が意識を取り戻す。

大会は順調に進んでいき、和葉は無事準決勝を通過。決勝戦へとコマを進める

大会委員の人も、こんな人材がまだいたなんてと驚いている。

皆が喜んでいる中、蘭は和葉が紅葉に勝利した場合告白しなければいけないことをわかっているのか? といらぬ心配をする。

また、平次とコナンも別の場所でその様子を見ており、いよいよ紅葉との対決だと息を呑む。

皐月杯大会会場監視場2

関根が意識を取り戻したことが伝えられ、大阪府警は関根がいる病院へ行くことに。

矢島を殺したのは関根ではなく、ほぼ平次が推理したとおりだった。

関根が矢島のところにいた理由は、矢島が近頃名頃のことを探りまわっていたから。

関根はそれに気づき、元師匠の消息がつかめるのではないか? と矢島の元を訪れた。

けれど詳しいことはまだわからないので、大阪府警が戻って直接関根から聞くことに。

小五郎も大阪府警について行き、皐月杯は京都府警が見守ることになる。

小さな小屋の中

「コレで終わりや」と先ほどスタッフ認証を済ませゲートを通った大男が小屋の中にある棚に爆弾をセットする。

しかし、セットした瞬間に爆発し大男は爆発に巻き込まれて死亡する

皐月杯大会会場監視場3

西側の森で何かが爆発したことがわかり、綾小路が何があるかを尋ねる。

古い物置小屋があるが、施設外なのでカメラは無い。

皐月杯大会会場3

船を漕ぐ阿知波に、それに乗っている和葉と紅葉。

和葉が「変な臭がする」と言うと、阿知波が「最近エレベーターを点検したので、その時使った潤滑油の匂いだろう」と説明。

気になるか? と尋ねられると、和葉は首を横に降って「気が高ぶっているのかも」と答える。

そんな和葉に「ドキドキしますなぁ。あんたはどないです?」と紅葉が声をかける。

和葉は「本当にここまでこられると思ってなかったからドキドキやけど……あんたはちゃうんやろ?」と問う。

その問いに紅葉は「いいえ、口から心臓が飛び出そうです。ウチの告白を受けて平次くんがどないな顔をするか、気になって気になって」と和葉など眼中にない様子。

負けたら平次を取られるかもしれないと、和葉は絶対に負けられないと心に誓う。

西の森の物置小屋

物置小屋は爆破されており、遺体も激しく損壊。すぐに身元を確認できる状態ではないことが判明する。

また、状況から見て被害者が自分で爆弾を仕掛けたとみられるとの報告を受ける。

綾小路や平次は名頃が誤爆したのではと考え、すぐに検死を始めるよう指示を出す。

そんな中、コナンは木にめり込んだ大きな指輪を見つけ、綾小路にそれを伝える

その後、コナンが指輪の持ち主は阿知波の元秘書である『海江田 藤伍』のものであり海江田が親指につけていたものだと断言する。

それを聞いた綾小路は「この海江田が真犯人?」と呟くが、平次がそれを否定し「指輪が見つからなければ、遺体は名頃となっていたかもしれない」と言う。

つまり、この爆発は名頃が死んだように見せかけるための偽装である可能性が高いとコナンが指摘し、そうであれば残っていた二枚のかるた札は既に誰かに送られているのではと推測する平次

すると綾小路が「二枚やない。改めて阿知波会長のメール履歴を確認したところ、かるた札のメールが届いていたそうです」と告げられる。

残りは一枚で、皐月杯も決勝戦を残すだけ。となると最後の札は誰になるのか……

それに気づいたコナンはそれが和葉であることに気づく

最後の一枚が残されていたのは、決勝戦に誰が進むかわからないから

皐月堂

「二人共すまないね」と阿知波が言い、和葉と紅葉は「え?」と首をかしげる。

けれどそんなことは気にせず、阿知波が開始の合図をする。

「よろしくお願いします」と二人は頭を下げ合い、決勝戦が始まる。

選手の荷物置き場

和葉の荷物から携帯を確認した警官がかるた札のメールが来ていることを確認する。

綾小路が決勝戦を中止させるように指示をだし、平次はコナンをバイクのほうが早いと走り出す。

決勝戦を中止させるように阿知波に連絡を入れようとすると、皐月堂の下にある水面が爆発し炎があがる

皐月堂2

大きな揺れを感じ、和葉と紅葉が焦るが「地震だろう。この程度なら心配ない」と阿知波。

その時、観戦場のモニターが消え会場にいた人たちはどうしたのかと声を上げる。

コナンと平次

燃え盛る水面を見て、すでに始まっていると焦る二人。

しかし「しっかり捕まっとれよ!」と平次はバイクを加速させ走らせる。

だが皐月堂は滝の横に作られており、エレベーターでなければ出入りすることが出来ない。

「どうやって皐月堂まで行くつもりだ」と問うコナンに、平次は「任せとけ」といって皐月堂の方へと向かう崖の上をバイクで駆け抜ける

皐月堂3

紅葉の得意札が読まれた時、和葉が動きもしなかったところを見て自分の得意札は捨てる覚悟だと気づく紅葉

その頃、皐月堂の下の水面では何かの燃料に引火したため炎の勢いが上がっている。

また消防は道が細い為入ってこれず、防災設備もダウンしているため助けようがない状態になっている。

そんな中、和葉と紅葉の対戦は続いており五分五分の勝負を繰り広げている。

コナンと平次2

コナンが「まだ名頃が犯人だと思うか?」と尋ねると、平次はそれを否定する。

そして「既に皐月会を去っている人間をスタッフとして再登録し、爆弾を渡せるのはあの男しかいない」と犯人がわかった様子。

コナンもそれに気づいており「阿知波 研介会長」と真犯人の名をあげる。

そして、このまま二人を道連れにして自らも死ぬ気なのでは? と考える。

同じことに気づいた平次は「そんなこと絶対にさせるかー!!」と声を荒らげる。

皐月堂4

和葉の得意札が一番取りづらい場所にあり、紅葉も和葉の得意札がどれだかわかっている様子

「この札がとりたいんやろけど、絶対に取らしません。これを守りきったらウチの勝ちや」と、和葉相手にも全力で挑む紅葉。

和葉はソレを絶対に取らなければいけない札だと思っており、余計な雑念が雑音が入り込んでくる。

そのため「うるさいうるさい」余計な音は出ていってくれと願うが、「なんや和葉、えらい怖い顔して。誰かと喧嘩してんのか?」と声をかけてきた平次の姿が頭のなかに浮かぶ。

そして「失礼します」といって立ち上がり、「そうや、喧嘩したらアカン。聞こえてくる音全てが皆仲間や。私の中に入ってきて良いんよ」と精神を集中させる。

「失礼しました」と座った和葉は「本間の音を捕まえたる」とさらに集中力を高めていく

そして次に読まれた句が自分の得意札であると気づき、最も取りにくい場所であるにも関わらず紅葉から札を取ることに成功する

コナンと平次3

「一連の事件は、名頃による皐月会への復讐だと思わせるのが阿知波の描いたシナリオだ」とコナンがいい、平次は5年前の話を持ち出して話を続ける。

そして、その勝負には皐月が勝利したと阿知波が言っていたが、それにはおかしな点があるとコナン。

平次もそれに気づいており「ホテルで見た写真やろ?」と返すと、コナンは頷いて「阿知波の紹介記事には、いつも試合前日には洗車して験を担ぐ」と書いてあったのに、記事に乗っていた写真の車は汚れたままだった。

大切な試合の前日に洗車しなかったのは、名頃が来ないのをわかっていたから。

皐月堂4

二人がほぼ同時に札を取り「ウチの方が早かったんとちゃいます?」と尋ねる紅葉。

それに対し和葉は「いや、早かったんは私の方や。どっちが早かったか一番良くわかっているのは自分ちゃうの?」と返す。

すると紅葉は手を引き、自分が和葉よりも遅かったことを認める。

それを見て阿知波は「まさか運命戦にまでもつれ込むとは……」と、ここまで長引くのは想定していなかった様子で驚いている。

最終局面

バイクを走らせながらコナンと平次は推理を組み立てていく。

「5年前の前哨戦、もし皐月さんが負けていたらそれが同期になるのでは?」という平次。

コナンもソレに同意し「皐月会の名誉を守るために名頃の口を封じた」と推測する。

そして、阿知波が名頃を殺したということに証拠の残ったかるたを見て矢島が気づいてしまったという。

しかし平次にはかるたにどんな証拠があるのかわからず、コナンが「名頃の血がついた手でうっかりかるたを鷲掴みにしていたとしたら?」と言う。

平次はそれに納得し「矢島が皐月会特集を組んだのは、証拠となるかるたを映像として記録させた」と言う。

だから、それに気づいた阿知波によってテレビ局爆破と矢島の殺害は同時に行われた

けれど「その犯行を皐月杯の決勝まで引っ張る理由はどこにあるんや?」と腑に落ちない平次に、「名頃の遺体が皐月堂の中にあるとしたら?」と返すコナン。

「確かに……絶好の隠し場所やな」と納得する平次。

完璧な計画で名頃を犯人に仕立て上げても、後々遺体が発見されたら元も子もないから

 

必死でバイクを走らせる平次だが既に炎は皐月堂間近まで来ており、なんとかして火を消さないと助からない状況になっている。

「迷ってる時間はない。お前は火を消す方法だけを考えといてくれ」そう言って平次は、崖からバイクでジャンプし皐月堂へと飛び込んでいく

皐月堂を壊しながら着地すると、コナンはベルトからだすサッカーボールを大きく膨らませ、滝の流れを変えて炎を消していく

平次は三人がいる場所に行き、何事か平次の姿を確認して外へ出てこようとする和葉に「来るな!」と言う。

コナンによって無事に消化されると、和葉と紅葉の二人がどうして平次がここにいるのかを尋ねる。

それに対し「それは阿知波さんに聞いたほうが早いんとちゃうか?」といい、和葉と紅葉を自分の後ろへ下がらせる平次

呆然としている阿知波に「このかるた札調べられたらまずいんじゃないの?」と尋ねるコナン。

だが、なにがなんだかわからない和葉が平次に何を言っているのか尋ねると、平次は「今回の事件の答え合わせをやろうと思ってな」と阿知波に言う。

事件の発端は、ちょうど一年前紅葉が優勝した時。その時紅葉がとった札の重ねが、師匠の名頃がとった札の重なりとよく似ていた

よほどの偶然がない限りそんなことは起きないが、その偶然が起きてしまった結果が今回の事件の始まりとなった

皐月会のかるたの側面についた黒ジミ。殺害された矢島はこのシミが五年前突然現れたことに気づいた

「その黒ずみは一体何なんです?」と紅葉が尋ねると、平次が「名頃さんの返り血がついた手でかるたを掴んだ人物の指紋や」と返す。

そして「五年前に疾走したと思われてた名頃は、この時殺されていた」と続ける。

和葉と紅葉は驚いた様子を見せるが、平次はさらに続けて「その指紋の主こそ……名頃さん殺しの真犯人」と力強く言う。

すると負けを認めた阿知波は全て自供しようという。

「その代わり、皐月会のかるたを証拠とするのは辞めてほしい」という。

そんな阿知波を見て、「どうしても理解できないことがあったけど、ようやく理解できたよ」とコナン。

更に続け、「そのかるたについている指紋は阿知波さんのものではないよね?」と問いかける。

阿知波は私の指紋だというが、平次もそれを否定し「全ての事件の発端となった名頃殺しの犯人は皐月さんや!」と言う。

 

五年前の勝負では、名頃が勝負を挑み皐月が圧倒的有利な立場であったにも関わらず敗北していた

そして、翌日の試合で皐月会の名誉を守るために皐月は名頃を殺してしまっていた

 

阿知波は「名頃が皐月を辱めなければこんなことにはならなかった」といい、爆破スイッチを押そうとするがそれを紅葉が止める

「辱めたくなかったから、前の日に名頃先生は行ったんやと思いますけど」と語気を強めて言う。

さらに「以前、名頃先生に聞いたことがあります。なんで皐月会を目の敵にしてはるんですかって」と続ける。

そして名頃がそれにだした返事は「ただ勝手、すごいなって褒められたいだけなんやけど……初恋の相手にな」と照れている様子。

名頃は皐月にあこがれてかるたを始めたが、目の病であと一年しか競技できないため無理な条件をだして勝負を挑んだ

そして、本番では皐月に負けて名頃会を解散し、面倒を見れなくなってしまう弟子を皐月会に引き取ってもらう理由付けにしようとしていた

けれどそれを知らない皐月は、名頃を殺害してしまったというのが真相。

 

真実をしった阿知波は泣き崩れ爆破スイッチを落とす、それと同時に炎によっていたんでいた柱が崩れ皐月堂が崩れ始める。

和葉が一人だけバランスを崩して倒れてしまい、平次はそれを助けようとする。

コナンと紅葉と阿知波はエレベーターに乗り、平次は和葉を助けるために残る。

だが、皐月堂の崩壊が激しくなりエレベーターでは降りられなくなってしまう

平次は皐月堂の室内でバイクをふかし、和葉に乗れという。

「しっかり捕まっとれよ!」という平次に対し、和葉は「あんたまさか……向こうの壁まで飛ぶつもりやないやろなー!?」と声を上げる。

「ようわかったな。そのまさかや」と返答する平次に、和葉は「何考えてんねん! めっちゃ距離あるやん!!」と冗談を言わないでくれといった様子。

和葉は池に飛び降りたほうが良いのではと提案するが、この高さから飛び降りたら水面がコンクリート並みの硬さになってまうと平次

そしてバイクをふかし「しっかり掴まとけよ和葉! その手話したら……」ニヤリと笑い、

「殺すで」

 

そう行ってバイクを発進させる。

皐月堂から飛び出した平次は「こんなところで死んでたまるかー」と叫び声を上げ、

「まだお前には、言わなあかんことがあんねん」と脱出前に拾っていた爆破スイッチを押して爆風を利用して飛距離を稼ぐ

そして対岸にある池に着地し無事脱出を果たすが、和葉がその勢いで崖下の方へ流されていく。

「平次ー!」と声を上げ崖下に落ちそうになる和葉。

「和葉ー!」と必死に手を伸ばし和葉を掴もうとする平次。

無事に平次の手は届き、和葉を引き上げて「もう脱出劇はコリゴリやなと」言う。

そして和葉に、「私になんか言うまで死ねへんって言うてたやろ?」と詰め寄られ、崖上の水の中で追いかけまわる二人

 

そしてエンディングが流れる。

エンディング後

蘭たちが帰るところを見送りに来ている和葉と平次。

最後の最後で負けてしまったけど……と落ち込むように言った和葉は蘭を連れて遠くへいき、「しのぶれどが取れたから」良かったという。

それを聞いた蘭が「やっぱりその歌を得意札にしたんだね」と言うと、和葉はそれを否定し「歌だけやない。その歌を読んだ人の名前が平兼盛で、百人一首で平次の平の字で名前が始まるのはこの人だけや」と嬉しそうに話す。

そして「あとで平次にしのぶれどの写真送ったんねん。これは私の気持ちってな!」と会話を続けていると、「しのぶれどを送って自分の気持を伝える。それはルール違反とちゃいます?」と紅葉が現れる。

「こんなところで何してんねんお前?」と問いかける平次に、紅葉は「約束通り告白しに来たんです」と言う。

そして「もっともウチはもう平次くんに告白されてますけど」という紅葉に「はあ? なんのこっちゃ」と不思議そうな顔をする平次。

紅葉が証拠写真としてこどもかるた大会の写真を見せると、何の約束をしたと平次

それに紅葉は「今度会ったら、嫁に取るさかい待っとけや」と返す。

その写真をみて平次は「ああ、思い出したわ」といって言葉を続ける。

「今度会ったら、もっと強めにとるさかい腕磨いて待っとけや」ってな。

その言葉を聞いた紅葉は伊織を呼んで撤収する。

しかし去り際に「ウチは狙った札は誰にも取らせへんて言うこと、よう覚えといてもらいましょか……和葉ちゃん」といって帰っていく。

 

そして帰りの電車の中、蘭が真一にめぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半(よは)の月かなの札を送ったら、瀬を早(はや)み 岩にせかるる 滝川(たきがは)の われても末(すゑ)に 逢はむとぞ思ふって帰ってきたんだけどどんな意味だったかな? と園子にたずねる。

「愛しいあの人と今は分かれても、いつかはきっと再会しよう」というラブラブな歌、ごちそうさまと言われる。

それを盗み聞きしていたコナンは、忘れてんじゃねーよと呆れ顔を作る。

 

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